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dunhill ダンヒル

1880年、イギリスにて、アルフレッド・ダンヒル(Alfred Dunhill)が「ダンヒル(dunhill)」をスタート。

ダンヒルについて

ダンヒル(dunhill)はイギリスのラグジュアリーブランド。スーツから時計、バッグなどのアクセサリーまで幅広く展開している。

ダンヒルの商品の多くは「モートリティーズ」という言葉が1つのキーワードとなる。この言葉は自動車(Motoring)と権威(Authorities)を組み合わせた造語で、コンセプトとのような位置づけ。また創業当時のブティック名「モートリティーズ」だった。

代々、自動車に関連づけたイメージのアクセサリーや小物の商品を展開し、創業から間もない時期はドライバーを中心に多くの支持を集めて成長した。現在の展開はドライバー用の商品だけではなく、スーツなど幅広く取り扱うが、「モートリティーズ」のコンセプト、精神は現在に至ってもダンヒルのアイテムに影響を与えており、バッグや時計など、さまざまな商品のネーミング、ディテールに関連している。

イギリスで不屈の精神を持った男性の力強さの象徴と言われているブルドック。創業時のブティックで、交通安全のお守りとしてブルドックのマスコットを車の愛好家に販売されていたことから、100年以上過ぎた現在でもダンヒルはブルドックをモチーフとしたアイテムを展開している。

ダンヒルの沿革・歴史

創業者はアルフレッド・ダンヒル(Alfred Dunhill)。1880年代、アルフレッド・ダンヒルが父の働く、馬具用品のの製造卸会社で働き始める。93年に21歳で会社の経営を引き継ぎ、社名を自身の名を冠した「ダンヒル(dunhill)」に変更。ここからダンヒルの歴史が始まった。

自動車の普及に伴い、オープンカーでも使用できるコートやゴークル、レザー製品の小物などを取り扱い、大きな成功を収める。その後、ライターなどタバコ関連の製品の販売を始める。その後、販売された、タバコ、葉巻、パイプなどは現在に至るまで有名な製品となっている。

1920年代、タバコの規制を伴い、ブランドの中心をレザー製品に戻す。その他、30年代には万年筆、化粧品関連の製品の販売をスタートしてヒットさせた。このときには皇室ご用達のブランドにまで成長していた。

67年、タバコ系の企業(Carreras Tobacco Company)に買収さる。ダンヒルはその後、カルティエクロエIWCなど多くのファッションブランドを傘下に置くリシュモングループに買収されている。

1969年イギリス、エリザベス女王からブランド製品の輸出実績が評価されて表彰を受ける。92年、ハケット ロンドンを買収。

現在は紳士服を中心にしたメンズスーツ、ネクタイ、カフスなどを中心に、バッグ、ベルト、財布、時計、名刺入れなどの、アクセサリー関連も製品も取り扱う、トータルブランドにまで成長した。香水は、アメリカのP&Gにライセンスの提供をして、「ダンヒル」ブランドで販売されている。時計部門はトム・ボルトがクリエイティブ・ディレクターを担当。

2000年、サッカー日本代表のオフィシャルスーツの提供をスタート。以後、このスポンサーシップは10年以上に渡って続いている。

2007年秋冬コレクションは、映画俳優のジュード・ロウを起用し、紳士的なスタイリングで話題となる。 2008年、キム ジョーンズがクリエイティブディレクターに就任することが決定。以後、退任する2011年春夏コレクションまでメンズウェアとレザーアクセサリーのデザインを統括する。

2011年秋冬シーズン、ロンドン・ファッション・ウォークに参加して話題を集める。

2014-15年秋冬から2016年秋冬シーズンまで、ジョンレイ(John Ray)がダンヒルのクリエイティブ ディレクターを担当。

2016年、ダンヒルの直営ブティック、大阪・心斎橋にオープン。

2017年、ダンヒルのクリエイティブ ディレクターにマーク・ウェストンが就任。ウェストンは、バーバリーにおいてメンズウェアのシニアバイスプレジデントだった。