元ユニクロ店員のブログ

ファッションと映画のブログです

『野火』から『ゆきゆきて、神軍』へ ――戦争が終わっても、戦場から帰れない人間たち

ゆき ゆき て 神軍 あらすじ: ゆきゆきて神軍 やらせ – THVXV

塚本晋也監督の『野火』を観ていて、ふと一人の男を思い出した。

奥崎謙三。

原一男監督の傑作ドキュメンタリー『ゆきゆきて、神軍』の主人公である。

『野火』と『ゆきゆきて、神軍』。

一方は大岡昇平の小説を原作とした劇映画であり、もう一方は実在する元日本兵を追ったドキュメンタリーだ。

舞台も同じではない。

『野火』はフィリピン・レイテ島。
『ゆきゆきて、神軍』で奥崎が追及するのはニューギニア戦線で起きた出来事だ。

それなのに、この二本を続けて考えると、恐ろしいほど一本の線でつながって見えてくる。

『野火』が描いた「戦場の現在」

塚本版『野火』の恐ろしさは、戦争を勇壮なドラマとして描くことを徹底的に拒否しているところにある。

そこにあるのは、飢え、病気、腐敗した死体、爆発で破壊される肉体。

そして最後には、

「人間はどこまで追い込まれれば、人間でなくなるのか」

というところまで行ってしまう。

軍隊の秩序も、国家の大義も、兵士としての誇りも消えていく。

残るのは「生きたい」という生物としての本能だけだ。

その究極に存在するのが、人肉食である。

人間を食べなければ生きられない。

しかし、それをして生き残ったとき、その人間は本当に戦場から帰ることができるのだろうか。

ここで思い出すのが『ゆきゆきて、神軍』だ。

40年後にも戦争を続ける男、奥崎謙三

『ゆきゆきて、神軍』の奥崎謙三は、ニューギニア戦線の生存者である。

映画が撮影されたのは戦争から約40年後。

日本は高度経済成長を経験し、街には車が走り、スーパーには食べ物があふれている。

戦争は、とっくに終わったことになっている。

しかし奥崎の中では終わっていない。

彼はかつての上官や戦友を訪ね歩き、

「なぜ兵士は殺されたのか」

「誰が命令したのか」

「本当は何が起きたのか」

と問い詰める。

そして調べれば調べるほど、ニューギニア戦線の飢餓と人肉食という巨大な闇に近づいていく。

ここが『野火』と恐ろしく重なる。

『野火』の田村が40年後まで生きたら?

もちろん、田村一等兵と奥崎謙三は別人である。

フィクションと実在人物をそのまま重ねることもできない。

それでも、こんな想像をしてしまう。

もし『野火』の田村が生き残り、40年間ずっと戦場の記憶を抱え続けたらどうなったのだろう。

その一つの極端な答えが、奥崎謙三の姿なのではないか。

『野火』が描いているのは、

「戦場で人間が壊れていく瞬間」

だとすれば、『ゆきゆきて、神軍』が見せるのは、

「壊された人間が40年後の日本を歩いている姿」

とも言える。

そう考えると『ゆきゆきて、神軍』の異様さが、また違って見えてくる。

奥崎は狂人なのか

『ゆきゆきて、神軍』を観ていると、奥崎の行動には何度も唖然とさせられる。

元上官の家へ押しかける。

怒鳴る。

殴る。

強引に証言を引き出そうとする。

普通の社会の尺度で見れば、明らかに常軌を逸した行動だ。

だが映画を最後まで観ると、別の疑問が浮かんでくる。

異常なのは奥崎だけなのだろうか?

何万人もの兵士を補給も十分でない戦場へ送り込み、飢餓状態に追い込み、人間同士が人間を食べるところまで行かせた。

そして戦争が終わると、多くの出来事が語られないままになった。

その巨大な異常を前にしたとき、奥崎一人だけを「異常な人間」として片付けることができるのだろうか。

原一男監督のカメラは、その答えを簡単には教えてくれない。

だから怖い。

人肉食を描く二本の映画

『野火』と『ゆきゆきて、神軍』には、もう一つ決定的な共通点がある。

飢餓である。

戦争映画では銃撃戦や爆撃が死の中心として描かれることが多い。

しかし、この二作品で本当に恐ろしいのは「食べ物がない」ことだ。

腹が減る。

体力がなくなる。

仲間が死ぬ。

死体を見る。

そしてある瞬間、それまで「仲間」だった人間の身体が「肉」に見えてしまう。

塚本晋也は、それを劇映画として肉体的に見せる。

原一男は、生き残った人間たちの証言から、その記憶を掘り起こす。

方法はまったく違う。

しかし二人の監督は別々の方向から、

「戦争は人間をどこまで壊すことができるのか」

という同じ深淵を覗いているように思える。

そして『ほかげ』へ

さらに塚本晋也の『ほかげ』まで加えると、一本の流れが見えてくる。

『野火』――戦場で人間が壊れる。

『ゆきゆきて、神軍』――生き残った人間の中では、40年経っても戦争が終わらない。

『ほかげ』――戦争が終わった社会にも、その傷は残り続ける。

この三本は直接的なシリーズではない。

監督も違う。

登場人物も違う。

時代も違う。

それでも三本を続けて観ると、

戦場 → 生還 → 戦後

という一本の巨大な物語に見えてくる。

戦争は「終戦日」に終わるのか

『野火』を観たあとに『ゆきゆきて、神軍』を観る。

すると奥崎謙三の姿が、それまでとは少し違って見えるかもしれない。

彼は戦後の日本で暴れ続ける奇人なのではなく、

ニューギニアから完全には帰還できなかった兵士

にも見えてくる。

戦争は1945年8月15日に終わった。

少なくとも歴史の年表にはそう書かれている。

しかし、人間の中にある戦争まで、その日に終わったわけではない。

だから『野火』の最後から『ゆきゆきて、神軍』までは、実は一本の線でつながっているのではないだろうか。

『野火』が見せた地獄を、

40年後になっても掘り返し続ける男がいる。

その男の名前が、

奥崎謙三なのである。

『ブレイキング・バッド』はホラー好きにもおすすめ?ゴア・残酷描写と面白さを徹底解説

ブレイキング・バッド

海外ドラマの名作として、今なお高い評価を受けている『ブレイキング・バッド』。

「名前は聞いたことがあるけど、まだ観ていない」という人も多いのではないでしょうか。

特に僕のように、ホラー映画やゴア描写のある作品が好きな人にとっては、

「『ブレイキング・バッド』って、どれくらいグロいの?」

というところも気になるポイントです。

結論から言うと――

ホラー映画ではありませんが、ホラー・ゴア好きにもかなりおすすめできる海外ドラマです。

ただし、単純に血が大量に出るだけの作品ではありません。

このドラマの本当の怖さは、普通の人間が少しずつ壊れていく過程にあります。

今回は、ホラー・ゴア好きの目線から『ブレイキング・バッド』の魅力を紹介していきます。


『ブレイキング・バッド』ってどんなドラマ?

『ブレイキング・バッド』は、2008年から2013年まで放送されたアメリカのテレビドラマ。

主人公は、ニューメキシコ州アルバカーキで高校の化学教師をしているウォルター・ホワイト。

真面目でどこか冴えない普通の教師だったウォルターは、ある出来事をきっかけに、それまでとはまったく違う危険な世界へ足を踏み入れていきます。

そして、元教え子のジェシー・ピンクマンと組み、ある「商売」を始めることに。

最初は「家族のため」という理由だったはずが、物語が進むにつれて状況はどんどん変化していきます。

この作品の凄いところは、

「悪い人間が悪いことをする話」ではない

というところ。

むしろ、

「普通の人間が、どこまで変わってしまうのか」

を描いた作品なのです。


ホラー好きでも楽しめる?

ここはかなり重要です。

『ブレイキング・バッド』はジャンルとしては犯罪ドラマ、サスペンス、ブラックコメディなどに分類されます。

なので、幽霊や怪物が出てくるような純粋なホラー作品ではありません。

しかし、ホラー好きが楽しめる要素はかなりあります。

● 人間の狂気

まず大きいのがこれ。

『ブレイキング・バッド』には、

  • 殺人

  • 拷問

  • 脅迫

  • 暴力

  • 麻薬組織

  • 死体処理

  • 人体損壊

など、かなりダークな要素が登場します。

しかも、それらが単なるショック描写として出てくるわけではありません。

「この人、ここまでやるのか……」

という精神的な怖さがあります。

これはホラー映画でいう「怪物の怖さ」とは違う、

人間そのものが怖い

というタイプの恐怖です。


ゴア描写はどれくらいある?

ホラー・ゴア好きなら、ここが気になるところでしょう。

結論としては、

テレビドラマとしてはかなりエグいです。

銃撃や殺人はもちろん、血液や負傷した人体、死体なども登場します。

さらに『ブレイキング・バッド』には、普通の犯罪ドラマではなかなか見ないような死体処理の描写があります。

特に有名なのが、死体を化学薬品で処理する場面。

「そんな方法で処理するのかよ……」

と思わせるようなブラックユーモアとグロテスクさが同居しています。

ただし、ゴア映画のように最初から最後まで人体破壊を見せる作品ではありません。

あくまで、

ストーリーを進めるための残酷描写

としてゴアが登場します。

そのため、ゴア度だけで言えば、いわゆるスプラッター映画や残酷ホラー映画のほうが上です。


『ウォーキング・デッド』が好きなら?

これはかなり相性がいいと思います。

『ウォーキング・デッド』と『ブレイキング・バッド』は、一見するとまったく違う作品です。

ゾンビも出てきません。

しかし、共通しているのが、

極限状態に置かれた人間がどう変わっていくのか

という部分。

『ウォーキング・デッド』ではゾンビが蔓延した世界で、人間同士の争いが激しくなっていきます。

一方、『ブレイキング・バッド』では犯罪の世界に入り込んだ人間たちが、徐々に後戻りできなくなっていきます。

つまり、

「本当に怖いのは怪物ではなく、人間なのでは?」

という感覚を味わえる作品です。


『プリズン・ブレイク』が好きなら?

これもおすすめ。

『プリズン・ブレイク』の魅力の一つは、

「次はどうなるんだ?」

という強烈な引きですよね。

『ブレイキング・バッド』にも、この感覚があります。

一つの問題を解決したと思ったら、さらに大きな問題が発生する。

そして、その問題を解決するために、主人公がさらに危険な行動を取る。

その結果、また別の問題が発生する。

この繰り返しによって、

「あと1話だけ……」

となってしまいます。

いわゆる「続きが気になって止まらない海外ドラマ」が好きな人には、かなり向いています。


『24 -TWENTY FOUR-』が好きなら?

『24』ほど常にハイテンションというわけではありません。

銃撃戦や爆発が連続するタイプでもありません。

しかし、物語が進むにつれて緊張感はどんどん増していきます。

「この状況、どうやって切り抜けるんだ?」

と思わせる場面も多く、主人公たちが追い詰められていく感覚はかなり強烈。

特に物語後半になると、

一つの判断が人生そのものを変えてしまう

ような展開が増えていきます。


『ブレイキング・バッド』の本当の怖さ

個人的に、この作品の最大の魅力はゴア描写ではありません。

一番怖いのは、

ウォルター・ホワイトという人間が変化していくこと。

最初は「家族のため」という目的だったはずなのに、少しずつ言動が変わっていく。

そして視聴者も、

「これは仕方ない」

「今回だけなら……」

と思っているうちに、いつの間にか主人公の行動がどんどんエスカレートしていきます。

ここが本当に怖い。

ホラー映画で怪物が襲ってくるのではなく、

主人公自身が怪物になっていく。

この感覚こそ、『ブレイキング・バッド』最大の恐怖だと思います。


ゴア度をホラー映画と比較すると?

ホラー・ゴア作品と比較すると、こんなイメージです。

作品 ゴア度 残酷さ 人間の怖さ
ブレイキング・バッド ★★★★☆ ★★★★☆ ★★★★★
ウォーキング・デッド ★★★★★ ★★★★☆ ★★★★☆
一般的なスプラッター映画 ★★★★★ ★★★★★ ★★★☆☆
プリズン・ブレイク ★★★☆☆ ★★★★☆ ★★★★☆
24 ★★★☆☆ ★★★★☆ ★★★★☆

※あくまで個人的な目安です。

『ブレイキング・バッド』は、

「ゴアそのものを見せる作品」ではなく、「物語の中でゴアが突然出てくる作品」

と考えたほうが近いでしょう。


こんな人には特におすすめ

『ブレイキング・バッド』は、次のような人にはかなりおすすめです。

  • 『ウォーキング・デッド』が好き

  • 『プリズン・ブレイク』が好き

  • 『24』が好き

  • 海外ドラマが好き

  • 犯罪・裏社会ものが好き

  • サスペンスが好き

  • ゴア・残酷描写が好き

  • 人間の狂気を描いた作品が好き

  • 「普通の人間が壊れていく」物語が好き

  • 続きが気になって止まらなくなる作品が好き

逆に、

「最初から最後まで派手なアクションが見たい」

「ゾンビや怪物が出てくるホラーが見たい」

という人には、少し違うかもしれません。


まとめ

『ブレイキング・バッド』はホラーではありません。

しかし、

暴力、殺人、拷問、死体、人体損壊、犯罪、そして人間の狂気。

ホラー・ゴア好きが楽しめる要素はかなりあります。

そして何より恐ろしいのが、

「普通の人間が、少しずつ怪物になっていく」

という物語。

『ウォーキング・デッド』『プリズン・ブレイク』『24』が好きな人なら、かなりハマる可能性があると思います。

僕自身、ホラーやゴア系の映画が好きなので、

「海外ドラマだから、そんなにグロくないだろう」

と思っている人には、ぜひ一度観てほしい作品です。

Amazon Prime Videoなどで配信されている場合は、まず第1話から試してみるのもいいでしょう。

そして、この作品はシーズンが進むほど面白さと残酷さが増していくのも大きなポイント。

「とりあえず1話だけ」のつもりが、

「もう1話だけ……」

となってしまうかもしれません。

 

シーズン1~5でゴア度はどう上がっていく?

『ブレイキング・バッド』は、シーズン1からすでにかなり刺激的な描写があります。

しかし、物語が進むにつれて犯罪の規模が大きくなり、登場人物たちもどんどん危険な世界へ入り込んでいきます。

それに伴って、暴力・殺人・流血・死体などの残酷描写も徐々にエスカレートしていきます。

ホラー・ゴア好きとしては、この「シーズンが進むほどエグくなっていく」というところも見どころの一つです。

シーズン1 ★★★☆☆

まだ物語の序盤ということもあり、ゴア描写は後半ほど多くありません。

とはいえ、いきなり死体処理や人体損壊を思わせるかなり強烈な描写が登場します。

「海外ドラマだから、それほどグロくないだろう」と思っていると、ちょっと驚くかもしれません。

ただ、この段階では残酷描写そのものよりも、

「普通の高校教師が、とんでもない世界に足を踏み入れてしまった」

というブラックな面白さのほうが強い印象です。


シーズン2 ★★★☆☆

シーズン2になると、主人公たちが犯罪の世界にさらに深く入り込んでいきます。

銃撃や殺人などの危険な場面も増えていきますが、まだ「ゴア映画」のような描写が連続するわけではありません。

一方で、肉体的なグロさだけではなく、精神的にキツい展開が増えてきます。

「この先どうなってしまうんだろう?」

という不安を感じさせるシーズンです。


シーズン3 ★★★★☆

ここから一段階、雰囲気が変わってきます。

犯罪組織との関係が深まり、暴力のスケールも大きくなっていきます。

銃撃、殺人、負傷、血まみれの現場など、ホラー・ゴア好きが気になる描写も増加。

そして何より、

「この人たちは、もう普通の世界には戻れないのでは?」

と思わせる展開が増えてきます。

『ウォーキング・デッド』のような、人間同士の殺し合いの怖さが好きな人には、このあたりからかなり面白くなってくると思います。


シーズン4 ★★★★★

個人的には、ここから『ブレイキング・バッド』の残酷描写が本格化するという印象です。

敵対する人物同士の緊張感が極限まで高まり、暴力描写もかなり強烈。

特に有名なのが、シーズン4第1話の**「Box Cutter」**。

タイトルからして不穏ですが、その名の通り非常に印象的な暴力描写があります。

さらにシーズン後半に進むにつれて、殺人や死体などの描写も強烈になっていきます。

「犯罪ドラマなのに、ここまでやるのか?」

と思わせるシーンが増えてくるシーズンです。

ホラー・ゴア好きなら、かなり楽しめると思います。


シーズン5 ★★★★★+

そして最終シーズン。

ここまで来ると、主人公たちが完全に危険な世界の中心に入り込んでいます。

銃撃、殺人、死体、流血などの残酷描写も強烈ですが、それ以上に怖いのが、

「誰が生き残るのか分からない」

という緊張感。

特に後半は、これまで積み重ねてきた出来事が一気に爆発します。

中でも**「Ozymandias」**は、シリーズ屈指の衝撃的なエピソード。

そして最終話「Felina」まで、緊張感がほとんど途切れません。

ゴア描写だけを比較すれば、ホラー映画やスプラッター映画のほうが上の作品はいくらでもあります。

しかし、

ストーリーの中で突然、非常に残酷な出来事が起こる

という意味では、『ブレイキング・バッド』の破壊力はかなりのものです。


シーズン別ゴア度をまとめると

ホラー・ゴア好きの目線で個人的に評価すると、

シーズン ゴア度 残酷さ 緊張感
シーズン1 ★★★☆☆ ★★★★☆ ★★★☆☆
シーズン2 ★★★☆☆ ★★★★☆ ★★★★☆
シーズン3 ★★★★☆ ★★★★☆ ★★★★☆
シーズン4 ★★★★★ ★★★★★ ★★★★★
シーズン5 ★★★★★+ ★★★★★ ★★★★★

というイメージです。

特に注目したいのが、シーズン3からシーズン4にかけての変化。

物語のスケールが大きくなるにつれて、暴力も残酷さも一気に増していきます。

そして最終シーズンでは、

「ここまで来たら、もう後戻りできない」

というところまで物語が突き進んでいきます。

ゴア好きとしては、シーズン1からいきなり最大火力という作品ではありません。

むしろ、

S1 → S2 → S3 → S4 → S5

と進むにつれて、ストーリーと一緒に残酷さが少しずつエスカレートしていく。

この変化そのものが『ブレイキング・バッド』の大きな魅力だと思います。

 

特にグロいシーンBEST5【ネタバレ注意】

ここからは重大なネタバレを含みます。

まだ『ブレイキング・バッド』を観ていない方は、先に本編を観ることをおすすめします。

ホラー・ゴア好きの目線で、シリーズを通して特に印象に残る残酷描写を5つ選んでみました。

第5位 電子レンジのような方法ではなく……「人体を化学的に処理する」

シーズン1

『ブレイキング・バッド』のゴア描写を語るなら、まず外せないのが死体処理。

化学の知識を持つウォルターならではの発想で、普通の犯罪ドラマではまず見ないような方法で死体を処理しようとします。

しかも、この場面は単なるグロ描写ではありません。

「化学の知識を持った人間が犯罪に関わると、こんなことまでできてしまうのか」

という、この作品独特のブラックユーモアがあります。

そして、ここから先も何度か登場する「死体をどうするか?」という問題。

『ブレイキング・バッド』という作品の異常な世界観を象徴する場面です。


第4位 バスタブ事件

シーズン1

これはシリーズ序盤のゴア描写としてかなり強烈。

死体を化学薬品で処理する際に、ウォルターの指示を無視した方法を取ったことで、とんでもない結果になります。

その結果として描かれるのが、

浴槽と天井に広がる非常にグロテスクな状態。

人体が化学的に分解されることによる凄惨な結果を、ブラックコメディ的な演出も交えながら見せてきます。

「これ、地上波ドラマでやるのか……」

と思ってしまうような場面です。

ゴア好きなら、かなり印象に残ると思います。


第3位 「Box Cutter」

シーズン4 第1話

ここから一気にレベルが上がります。

敵対する人物を前にした緊迫した状況の中で、カッターナイフを使った非常に残酷な殺人が描かれます。

このシーンの恐ろしさは、派手なアクションではありません。

むしろ、

淡々と行われる暴力

だからこそ怖い。

大声で怒鳴り散らすわけでもなく、感情を爆発させるわけでもない。

その冷静さが逆に恐ろしく、シリーズ屈指の「人間の怖さ」を感じさせる場面です。

『ウォーキング・デッド』のようなゾンビ・ゴアとは違う、生身の人間による残酷さが際立っています。


第2位 トゥコの死体処理

シーズン2

犯罪組織との関係が深まるにつれて、死体処理の問題もどんどんエスカレートしていきます。

ここでは、銃撃による死亡だけでは終わらず、その後の処理まで描かれることで、かなり生々しい印象になります。

『ブレイキング・バッド』の面白いところは、

「人を殺す」→「では、その死体をどうする?」

というところまで描くこと。

普通のドラマなら場面を切り替えて終わるところを、死体をどう処理するかまで見せてしまいます。

そのため、ゴア描写だけでなく、犯罪を隠蔽することの異常さまで感じさせられます。


🥇第1位 「トラウマ級」の死体処理

シーズン5

そして個人的にシリーズ最強クラスだと思うのが、最終シーズンの死体処理。

ここまで来ると、ウォルターたちはもはや「普通の犯罪者」というレベルではありません。

複数の人間が殺され、その後に行われる処理も非常に冷酷。

特に印象的なのが、

「人間を人間として扱わなくなっていく」

という恐ろしさです。

ゴア描写そのものも強烈ですが、それ以上に怖いのは、

「こんなことをする人間になってしまった」

という事実。

初期のウォルターを知っているからこそ、その変化が恐ろしく感じられます。


番外編――ゴア以上に怖いシーン

『ブレイキング・バッド』の場合、単純なゴア描写だけでランキングを作ると、この作品の本当の怖さを見落としてしまいます。

個人的には、**「人間の精神が壊れていく瞬間」**こそ、このドラマ最大の恐怖だと思います。

最初は家族を守るためだったはずのウォルター。

ところが、犯罪を繰り返すうちに、

「家族のため」なのか、それとも「自分自身のため」なのか

分からなくなっていきます。

そしてシーズン5まで観終わったとき、

「最初のウォルターと最後のウォルターは、本当に同じ人間なのか?」

と思ってしまう。

これこそ『ブレイキング・バッド』最大のホラー要素なのかもしれません。


ホラー・ゴア好きなら観る価値あり!

『ブレイキング・バッド』は、スプラッター映画のように常に血が飛び散っている作品ではありません。

しかし、

死体、殺人、銃撃、人体損壊、化学薬品による死体処理、拷問的な暴力。

そして何より、人間の狂気。

ホラー・ゴア好きが楽しめる要素はかなりあります。

しかも、シーズン1ではまだ序章。

シーズン3、4、5と進むにつれて、犯罪の規模も残酷さもどんどん大きくなっていきます。

『ウォーキング・デッド』『プリズン・ブレイク』『24』が好きで、さらにホラーやゴア映画も好き。

そんな人なら、

『ブレイキング・バッド』はかなりハマる可能性が高い作品です。

 

『ウォーキング・デッド』はシーズン10第16話で終わりでいい――それ以降を観ないという選択

ウォーキング・デッド」シーズン7「遺志を継ぐ者たち」レビュー『ウォーキング・デッド』は、いったいどこまで観ればいいのか。

これは長寿ドラマを観ていると、どうしても出てくる問題だ。

シーズン1から始まったこの作品は、最終的にシーズン11まで続いた。しかし、個人的にはシーズン10第16話「A Certain Doom」で終わったことにしていいと思っている。

もちろん、これは「S10第16話以降は駄作」という意味ではない。

むしろ、長く続いた作品だからこそ、自分が一番楽しめたところで完結させるという見方があってもいい、という話だ。

やっぱりシーズン1が別格だった

まず忘れられないのが、フランク・ダラボンがショーランナーを務めたシーズン1。

全6話という短さも良かった。

ゾンビが大量に出てくることよりも、

「世界が突然崩壊したら、人間はどうなるのか」

という部分に重点が置かれていた。

閉塞感、絶望感、家族や仲間との関係。

そして、ダラボン作品らしい重苦しい雰囲気。

『ショーシャンクの空に』や『ミスト』が好きな人なら、この空気感にハマった人も多いと思う。

個人的には、シーズン1は『ウォーキング・デッド』というより、極めて完成度の高いゾンビ映画を6話に分けて観ているような感覚だった。

シーズン2から少し変わっていく

シーズン2も悪くない。

農場という限定された空間で、ゾンビよりもむしろ人間同士の関係が中心になっていく。

ただ、ここから少しずつ、

「ゾンビの恐怖」

よりも

「登場人物同士の揉め事」

が前面に出てくるようになる。

ソフィアをめぐる展開などは印象的だったが、同時に「ちょっと引っ張りすぎでは?」と思った人もいるだろう。

そしてダラボンが降板。

ここから作品は、より長期シリーズとしての方向へ進んでいく。

それでもシーズン9〜10は再び面白くなった

長く観続けていると、何度か「もういいかな」と思う時期が来る。

それでもシーズン9あたりから、個人的には再び観られるようになった。

そしてニーガン、アルファ、囁く者たちをめぐる展開。

特に大きかったのが、シーズン10第12話でニーガンがアルファを殺す場面だ。

長く続いた物語の中でも、かなりインパクトのある展開だった。

ここまで来ると、

「もう少し観てみよう」

という気持ちになった。

そしてS10第16話

シーズン10第16話「A Certain Doom」。

ここが、自分にとっての『ウォーキング・デッド』最終回だ。

このエピソードは、当初予定されていたシーズン10の本編最終話。

ところが、新型コロナウイルスの影響によって通常の放送スケジュールが変更され、その後、第17〜22話という追加エピソードが制作された。

つまり、第16話で一度、本編として大きな区切りがついている。

だったら、ここで終わってしまってもいい。

S10第17〜22話は観なくてもいいのか?

もちろん、観たい人は観ればいい。

ただし、個人的には優先順位はかなり低い。

17〜22話は、通常のシーズン後半というより、コロナ禍で追加されたボーナス的なエピソード。

それぞれのキャラクターの過去や内面を掘り下げる内容が中心になっている。

ニーガンの過去など、ファンなら興味深いエピソードもある。

しかし、

「これを観ないと本編が完結しない」

というほどのものではない。

長年付き合ってきた視聴者が、

「もう十分楽しんだ」

と思ったなら、第16話で止めても問題ないと思う。

さらにシーズン11まで行く必要はあるのか?

ここが重要。

『ウォーキング・デッド』はシーズン11まで続く。

当然、最後まで観れば物語には決着がつく。

しかし、長寿シリーズには「最後まで観る義務」はない。

映画なら2時間で終わる。

ドラマなら10年以上続く。

その作品に何百時間も付き合った末、

「もうここまででいいかな」

と思うのは、ごく自然なことだと思う。

むしろ、面白かった時期を自分の中で保存するために、あえてそこで止めるという方法もある。

『ウォーキング・デッド』の最終回は、自分で決めていい

個人的なおすすめはこうだ。

最高峰:シーズン1

↓

まだ十分面白い:シーズン2〜5

↓

好みが分かれる:シーズン6〜8

↓

再び観られる:シーズン9〜10

↓

そしてS10第16話で終了。

これでいい。

もちろん、シーズン11まで全部観るのもアリ。

17〜22話も、ニーガンが好きなら観てもいい。

でも、長いドラマを最後まで消化することが目的になってしまったら、もう娯楽ではない。

一番面白かったところで止める。

それもまた、映画やドラマを楽しむ一つの方法だ。

だから、自分にとっての『ウォーキング・デッド』は、

シーズン10第16話「A Certain Doom」で完結。

ここから先は、観てもいい。

でも、観なくてもいい。

少なくとも、自分はそれで十分だ。

【決定版】デヴィッド・クローネンバーグ監督作品TOP10|グロテスクだけではない、天才監督の必見作をランキング

Prime Video: デッドゾーン

「ボディホラーの帝王」と呼ばれるデヴィッド・クローネンバーグ。

肉体の変容、病気、性、暴力、テクノロジー――。人間が本能的に目を背けたくなるものを、彼ほど執拗に、そして知的に映画にしてきた監督は少ない。

しかしクローネンバーグは、単なるグロテスク映画の監督ではない。

SF、ホラー、心理劇、犯罪映画まで幅広いジャンルを手がけながら、一貫して「人間とは何か」「肉体と精神はどこまで切り離せるのか」というテーマを追い続けてきた。BFIも、彼を単純なホラー監督に分類するのは不十分だとして、その作品群にアイデンティティ、家族、暴力、性などのテーマを見出している。

今回は、単なる批評家ランキングではなく、今観ても面白いか、映画としての完成度が高いか、そしてクローネンバーグらしさがあるかを基準に、個人的なTOP10を選んでみた。


第10位 『戦慄の絆』(1988)

双子の産婦人科医、エリオットとビバリー。容姿は同じだが性格は正反対の二人が、一人の女優との出会いをきっかけに、徐々に破滅へ向かっていく。

主演ジェレミー・アイアンズの一人二役は圧巻。特殊効果を意識させない双子の描写も素晴らしく、映画全体には異様な緊張感が漂っている。

正直に言えば、今回のTOP10ではもっと上位に置くこともできた。しかし、娯楽作品としての面白さよりも、精神的な不快感と重苦しさが先に立つ作品でもある。

それでも、クローネンバーグが単なるボディホラー監督から、より心理的で人間の内面をえぐる作家へ変化していく重要な転換点として外せない一本だ。

不快度:★★★★★
クローネンバーグ度:★★★★★


第9位 『ラビッド』(1977)

事故によって特殊な治療を受けた女性が、やがて人間を襲い、犠牲者を感染させる存在になってしまう。

設定だけ聞けばB級ホラーだが、クローネンバーグらしいのは、単純な怪物映画に終わらせないところ。

「肉体の変化」と「感染」を通して、人間社会そのものが崩壊していく。

後年の『ザ・フライ』ほど洗練されてはいない。しかし、若きクローネンバーグの危険な才能がはっきり見える作品だ。

グロ度:★★★★☆
B級映画としての面白さ:★★★★★


第8位 『シーヴァース/人喰い生物の恐怖』(1975)

高級マンションに持ち込まれた謎の寄生生物。

感染した人間は理性を失い、欲望のままに行動するようになる。

低予算映画らしい荒削りさはある。しかし、この時点ですでにクローネンバーグのテーマはほぼ完成している。

人間の身体は本当に自分自身のものなのか?

理性を失った人間は、果たして「人間」と呼べるのか?

後の『ラビッド』『ザ・ブルード』『ビデオドローム』へとつながる、まさにクローネンバーグ映画の原点だ。BFIも『シーヴァース』を初期ボディホラーの重要作として位置づけている。


第7位 『スキャナーズ』(1981)

「頭部爆発」のシーンだけが有名になってしまった感もあるが、それだけで終わらせるのはもったいない。

特殊能力を持つ“スキャナー”たちの戦いを描いたSFスリラーで、超能力映画としてもかなり面白い。

念力で人間の頭が吹き飛ぶという強烈な映像はもちろん、企業陰謀、特殊能力者同士の対決など、B級SFとしての魅力が非常に強い。

アメリカでクローネンバーグの名を広めた突破作でもあり、Criterionも「恐ろしくスリリングなSF世界」を描いた作品として紹介している。

有名な頭部爆発シーンだけでも一見の価値あり。


第6位 『ヒストリー・オブ・バイオレンス』(2005)

クローネンバーグが「暴力」そのものを真正面から描いた傑作。

平凡な田舎町で暮らす男トムは、強盗を殺害したことで一躍英雄になる。

しかし、その事件をきっかけに、彼の過去を知るらしい男たちが現れる――。

派手な特殊効果はほとんどない。

しかし、人間の中に眠る暴力性という、クローネンバーグが初期作品から描き続けてきたテーマは健在だ。

BFIは本作を彼の作品群の中でも最も親しみやすい作品の一つとしながら、暴力が主人公だけでなく周囲の人間に及ぼす影響を描いた作品として評価している。

「グロいクローネンバーグは苦手」という人にもおすすめ。


第5位 『イースタン・プロミス』(2007)

ロシアン・マフィアの世界を描いた犯罪映画。

クローネンバーグ作品の中でも、最も硬派で、最も現実的な一本かもしれない。

だが、ここでも彼らしい「肉体」への執着は消えていない。

傷跡、入れ墨、暴力によって傷つけられる身体。

人間の人生や所属が肉体に刻み込まれている。

特に浴場での格闘シーンは映画史に残る名場面だ。派手な演出ではなく、生々しく、痛く、そして異様に緊張感がある。BFIも本作における暴力を、クローネンバーグの長年のテーマの一つの到達点として論じている。


第4位 『クラッシュ』(1996)

自動車事故に性的興奮を覚える人々を描いた、クローネンバーグ最大級の問題作。

普通に考えれば、とんでもない設定だ。

しかしクローネンバーグは、この異常な性癖を笑いにも恐怖にもせず、異様なほど冷静に描く。

肉体と機械。

性と暴力。

快楽と死。

彼の映画に繰り返し登場してきたテーマが、この一本に凝縮されている。

公開当時から大きな議論を呼んだが、現在では20世紀末映画を代表する重要作の一つとして評価されている。Criterionも、人間とテクノロジー、性と暴力の関係を描いた作品として位置づけている。

ただし、面白いかと聞かれれば、かなり人を選ぶ。

だからこそ1位ではなく4位。

クローネンバーグを理解するためには必見。だが万人には絶対おすすめしない。


第3位 『ザ・フライ』(1986)

おそらく、最も有名なクローネンバーグ作品。

科学者セスは、自ら開発した転送装置の実験中にハエと融合してしまう。

そこから始まるのは、単なる怪物映画ではない。

肉体が少しずつ壊れ、愛する人との関係も崩壊していく、悲劇的なラブストーリーだ。

特殊メイクは今見ても強烈。

しかし本当に恐ろしいのは、主人公が自分自身の身体が壊れていくことを理解しながら、止めることができない点だろう。

BFIも、本作の肉体変容を単なる見世物ではなく、人生と関係性が破壊されていく悲劇として評価している。

グロテスクなのに泣ける。
これこそクローネンバーグ。


第2位 『ビデオドローム』(1983)

クローネンバーグという監督を一言で説明するなら、この映画かもしれない。

テレビ局の社長マックス・レンは、偶然「ビデオドローム」という謎の映像を発見する。

しかし、それを追ううちに、現実と幻覚の境界が崩壊していく。

腹にビデオテープを入れる穴が開く。

テレビ画面が生物のように脈動する。

肉体と映像が融合する。

1980年代の映画でありながら、メディアが人間の意識を支配し、映像が現実そのものを変えてしまうという発想は、SNSやインターネットの時代になった現在の方がむしろ恐ろしく感じる。

BFIは本作をメディア支配を描いたSFとして紹介し、その映像や思想が現在でも重要性を失っていないと評価している。また2022年のSight & Sound批評家投票でも歴代映画ランキングに入った。

「Long live the new flesh.」

クローネンバーグ映画の中でも、最も危険で、最も知的で、最も彼らしい一本。


第1位 『デッドゾーン』(1983)

今回、あえて1位に選んだのがこの作品。

交通事故で昏睡状態に陥り、5年後に目覚めたジョニー。

しかし彼は、人に触れることでその人間の過去や未来を見る能力を身につけていた。

設定だけならSF映画。

原作はスティーヴン・キング。

しかし、この映画の本質は超能力ではない。

「もし未来の悲劇を知ってしまったら、人間は何をするのか」

という、極めて重い選択の物語だ。

クリストファー・ウォーケン演じるジョニーは、特殊能力を手に入れたヒーローではない。

むしろ、その能力によって人生を奪われた悲劇の人物である。

愛する女性は別の人生を歩み、自分だけが時間から取り残される。

そして最後には、未来を変えるために、ある決断をしなければならない。

クローネンバーグ作品の中でも最も人間的で、最も感情移入しやすい作品だ。BFIも『デッドゾーン』を、彼のハイコンセプト作品の中でも特に人間味が強く、シェイクスピア悲劇のようなスケールを持つ作品と評価している。

グロテスクな肉体変容もほとんどない。

それでも間違いなくクローネンバーグ映画だ。

なぜなら、彼が描いているのは結局、人間が自分ではコントロールできない運命や肉体、そして能力に支配される恐怖だからだ。

クローネンバーグ作品で、純粋に「映画として一番面白い一本」を選ぶなら、私は『デッドゾーン』を選ぶ。


デヴィッド・クローネンバーグ作品TOP10・最終結果

第1位 デッドゾーン
第2位 ビデオドローム
第3位 ザ・フライ
第4位 クラッシュ
第5位 イースタン・プロミス
第6位 ヒストリー・オブ・バイオレンス
第7位 スキャナーズ
第8位 シーヴァース/人喰い生物の恐怖
第9位 ラビッド
第10位 戦慄の絆


まとめ

クローネンバーグというと、どうしても「グロい」「気持ち悪い」「変態的」というイメージが先行する。

もちろん、それは間違っていない。

しかし作品を順番に観ていくと、彼が描き続けてきたものは意外なほど一貫している。

肉体は壊れる。
精神は変化する。
人間は自分自身を完全にはコントロールできない。

その恐怖を、SF、ホラー、犯罪映画、心理劇というさまざまな形で描き続けてきた。

だからクローネンバーグは、単なるボディホラーの巨匠ではない。

人間という存在そのものを、最も冷酷に、そして最も執拗に観察してきた映画作家の一人なのだ。

あなたなら、この10本の中でどの作品を1位にするだろうか。

観たら精神的にキツいラテンアメリカ映画BEST7

映画『ニューオーダー』経済格差がもたらす“悪夢”を描くディス ...『シティ・オブ・ゴッド』『ニューオーダー』『邪悪なるもの』……なぜラテンアメリカ映画はこんなに重いのか?

映画には、観終わった後に幸せな気分になる作品もある。

笑える映画。

泣ける映画。

爽快なアクション映画。

そして――

「……これは精神的にキツい」

と思わされる映画もある。

特に強烈なのが、ラテンアメリカ映画だ。

もちろん、ラテンアメリカにも明るい映画や娯楽作品はたくさんある。

しかし、貧困、格差、犯罪、麻薬、内戦、暴力、宗教、社会崩壊などを描いた作品には、独特の「逃げ場のなさ」がある。

しかも怖いのは、単なるフィクションとして片付けられないこと。

現実の社会問題を背景にしているため、

「こんな世界、本当に存在するんだよな……」

と思ってしまう。

そこで今回は、

「観終わった後も精神的に残る」
「もう一度観るのをためらう」
「面白いけど、とにかく重い」

という基準で、特に強烈な7作品を選んでみた。


第7位 『エリート・スクワッド』

2007年/ブラジル

監督:ジョゼ・パジーリャ

ブラジル・リオデジャネイロを舞台に、麻薬組織と警察特殊部隊BOPEの戦いを描くアクション映画。

普通なら、

「特殊部隊が悪党を倒す!」

という爽快な作品を想像する。

ところが、この映画はそんな単純な話ではない。

警察内部にも腐敗がある。

麻薬組織は巨大化している。

貧困と犯罪が複雑に絡み合っている。

つまり、

「悪党を倒せばすべて解決」という世界ではない。

そこが重い。

しかもアクション映画としての迫力は抜群。

銃撃戦も激しい。

だからこそ余計に怖い。

「これはアクション映画なのか? 社会派映画なのか?」

と思っているうちに、ブラジル社会の暗部に引きずり込まれていく。

精神的ダメージ:★★★★☆


第6位 『闇の列車、光の旅』

2009年/メキシコ・中米

監督:キャリー・ジョージ・フクナガ

第6位は『闇の列車、光の旅』。

ホンジュラスからアメリカを目指す少女サイラ。

彼女は家族とともに、移民たちが乗る列車に乗り込む。

しかし、その列車にはギャングも乗っている。

つまり、

「貧困から逃げるための旅そのものが命懸け」

なのだ。

国境を越えれば幸せになれるわけではない。

途中には犯罪がある。

暴力がある。

裏切りがある。

そして、いつ命を奪われてもおかしくない。

それでも人々は列車に乗る。

なぜなら、

今いる場所に留まることも危険だから。

この「逃げても地獄、残っても地獄」という構造が、本当に重い。

しかも主人公が少女であることが、作品の精神的ダメージをさらに大きくしている。

単なる犯罪映画ではない。

「生きるために逃げる人々」の映画なのだ。

精神的ダメージ:★★★★★


第5位 『イノセント・ボイス 12歳の戦場』

2004年/メキシコ

監督:ルイス・マンドーキ

第5位は、戦争映画の中でも特に胸が苦しくなる作品。

舞台は1980年代のエルサルバドル内戦。

主人公は12歳の少年チャバ。

本来なら学校へ行き、友達と遊び、家族と一緒に暮らしている年齢だ。

しかし戦争は、そんな普通の日常を少しずつ壊していく。

そして、少年たちにも戦争の影が迫ってくる。

この映画のキツさは、

「戦場にいる兵士」ではなく「戦場に巻き込まれる子供」

を描いていること。

戦争映画では、爆発や銃撃戦が恐ろしく感じられる。

しかし本当に恐ろしいのは、

昨日まで普通だった生活が、突然普通ではなくなること。

学校に行く。

家に帰る。

友達と遊ぶ。

そんな当たり前の生活が、戦争によって奪われていく。

しかも実体験をもとにした作品だけに、フィクションとして割り切れない重さがある。

精神的ダメージ:★★★★★


第4位 『邪悪なるもの』

2023年/アルゼンチン

監督:デミアン・ルグナ

社会派映画だけがラテンアメリカ映画の「重さ」ではない。

ホラーにも、とんでもない作品がある。

それがアルゼンチン映画『邪悪なるもの』。

原題は『Cuando acecha la maldad』。

悪魔に取り憑かれた人間をきっかけに、邪悪な存在が次々と広がっていく。

この映画の恐怖は、

「逃げれば助かる」

という安心感がほとんどないこと。

しかも、

「このルールを守れば大丈夫」

と思ったところで、そのルールすら破綻していく。

そして、子供や動物まで容赦なく巻き込んでいく。

グロテスク。

残酷。

絶望的。

それなのに、ただの悪趣味ホラーではない。

シッチェス・カタロニア国際映画祭で最優秀長編映画賞を受賞するなど、作品としても高く評価された。

つまり、

「怖いだけではなく、映画としても強い」

のだ。

観終わった後、

「面白かった!」

というより、

「……もう勘弁してくれ」

となるタイプのホラー。

精神的ダメージ:★★★★★+


第3位 『アモーレス・ペロス』

2000年/メキシコ

監督:アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ

第3位は『アモーレス・ペロス』。

イニャリトゥ監督の長編デビュー作で、後の『21グラム』『バベル』へと続く彼の作風を象徴する作品でもある。

メキシコシティを舞台に、交通事故をきっかけとして複数の人間の人生が交差する。

しかし、これは単なる群像劇ではない。

愛。

嫉妬。

不倫。

金。

暴力。

家族。

後悔。

そして、人間の欲望。

それぞれの人間が、自分の選択によって人生をどんどん泥沼にしていく。

そしてタイトルにもある「犬」。

犬を使った闘いの描写も含め、かなり精神的にキツい。

この映画が恐ろしいのは、悪魔も怪物も必要ないこと。

人間そのものが怖い。

自分の欲望や嫉妬によって、自分も他人も傷つけてしまう。

だから観終わった後に残るのは、

「人間って、こんなに愚かになれるんだな……」

という嫌な感覚。

153分という長尺だが、それだけ人間の「業」をじっくり見せられる。

精神的ダメージ:★★★★★+


第2位 『ニューオーダー』

2020年/メキシコ

監督:ミシェル・フランコ

そして第2位。

今回のランキングで、個人的に最も「社会そのものの崩壊」を感じさせる作品が『ニューオーダー』だ。

メキシコの経済格差を背景に、社会秩序が急速に崩壊していくディストピア映画。

物語は、裕福な家庭の結婚パーティーから始まる。

しかし、その裏側では社会の不満が爆発。

やがて暴動が発生し、混乱はさらに巨大な暴力へと発展していく。

この映画の怖さは、

「社会が崩壊するまで、それほど時間はかからないのではないか」

と思わせるところ。

裕福な人間。

貧困層。

暴徒。

軍。

権力者。

誰も完全な正義ではない。

そして観客が期待するような、

「主人公が反撃して大逆転!」

という展開もほとんどない。

ただ、状況が悪くなっていく。

さらに悪くなる。

そして、

「ここまでやるのか……」

というところまで行く。

上映時間は約86分。

短い。

しかし、その短さが信じられないほど精神的な負荷が大きい。

観終わった後に残るのは爽快感ではなく、

「社会って、こんなに簡単に壊れるのか?」

という嫌な感覚だ。

ベネチア国際映画祭では銀獅子賞(審査員グランプリ)を受賞。

単なるショッキング映画ではなく、社会格差を真正面から描いた作品として評価されている。

精神的ダメージ:★★★★★++


第1位 『シティ・オブ・ゴッド』

2002年/ブラジル

監督:フェルナンド・メイレレス

そして第1位。

やはり、

『シティ・オブ・ゴッド』

だと思う。

ブラジル・リオデジャネイロのスラム街を舞台に、そこで生きる少年たちと犯罪組織の台頭を描く。

この映画の凄いところは、

猛烈に面白いこと。

映像が凄い。

テンポがいい。

音楽もいい。

演出もいい。

アクションも凄い。

だから観ている間は、

「なんて凄い映画なんだ!」

と思ってしまう。

ところが、冷静に考えると、とんでもなく恐ろしいことを描いている。

子供が銃を持つ。

子供が殺人をする。

麻薬が日常にある。

暴力が日常にある。

そして、そこから抜け出すことが極めて難しい。

最も怖いのは、

それが「特別な事件」ではなく、子供たちにとっての日常として描かれていること。

映画として面白い。

しかし、描いている世界は地獄。

このギャップが凄まじい。

アカデミー賞でも監督賞、脚色賞、撮影賞、編集賞の4部門にノミネートされた世界的評価作だ。

だからこそ、

「重い映画だけど、映画好きなら絶対に観ておきたい」

という作品なのである。

精神的ダメージ:★★★★★++


【最終ランキング】観たら精神的にキツいラテンアメリカ映画BEST7

順位 作品 監督 国・地域 精神的ダメージ
🥇1位 シティ・オブ・ゴッド フェルナンド・メイレレス ブラジル ★★★★★++
🥈2位 ニューオーダー ミシェル・フランコ メキシコ ★★★★★++
🥉3位 アモーレス・ペロス アレハンドロ・ゴンサレス・イニャリトゥ メキシコ ★★★★★+
4位 邪悪なるもの デミアン・ルグナ アルゼンチン ★★★★★+
5位 イノセント・ボイス 12歳の戦場 ルイス・マンドーキ メキシコ ★★★★★
6位 闇の列車、光の旅 キャリー・ジョージ・フクナガ メキシコ・中米 ★★★★★
7位 エリート・スクワッド ジョゼ・パジーリャ ブラジル ★★★★☆

なぜラテンアメリカ映画は「重い」のか?

この7本を並べてみると、ある共通点が見えてくる。

貧困。

格差。

犯罪。

暴力。

麻薬。

内戦。

移民。

社会崩壊。

宗教。

そして人間の欲望。

ジャンルは違う。

犯罪映画もある。

戦争映画もある。

ホラーもある。

ディストピアもある。

しかし、共通しているのは、

「普通の生活が簡単に壊れてしまう」

という恐怖だ。

『シティ・オブ・ゴッド』では、子供の日常が犯罪に飲み込まれる。

『ニューオーダー』では、社会そのものが崩壊する。

『アモーレス・ペロス』では、人間自身の欲望が人生を壊していく。

『邪悪なるもの』では、日常に邪悪な存在が侵入する。

『イノセント・ボイス』では、戦争が子供の日常を奪う。

『闇の列車、光の旅』では、生きるための旅そのものが危険になる。

『エリート・スクワッド』では、犯罪と警察の腐敗が絡み合う。

つまり、

「逃げ場がない」

のである。

それがラテンアメリカ映画の強烈な魅力でもある。


まとめ――重い。でも、だからこそ忘れられない

ラテンアメリカ映画は、必ずしも暗い映画ばかりではない。

しかし、

社会の暗部を容赦なく描いた作品

には、本当に強烈なものが多い。

今回のBEST7なら、

『シティ・オブ・ゴッド』
『ニューオーダー』
『アモーレス・ペロス』
『邪悪なるもの』
『イノセント・ボイス』
『闇の列車、光の旅』
『エリート・スクワッド』

この7本。

どれも気軽に「楽しい映画」とは言えない。

しかし、

観終わった後に何かが残る映画

という意味では、非常に強い作品ばかりだ。

そして、この7本を観終わった後に、たぶんこう思う。

「ラテンアメリカ映画、やっぱり重い……。」

でも、映画好きにとっては、その重さこそがクセになる。

軽い映画では物足りない人には、ぜひおすすめしたい7本である。

相続税ゼロで1億円超? 政治家一族が受け継ぐ“見えない資産”ランキングTOP5 〜地盤・看板・鞄、そして巨額政治資金の実態〜

積み上げた一万円の札束(一億円) Stock Photo | Adobe Stockはじめに

一般の家庭では、親から財産を相続すると、一定額を超えれば相続税が発生します。

しかし政治の世界では、親から子へ引き継がれる「資産」があります。

それは単なるお金だけではありません。

・政治団体の資金
・後援会組織
・選挙区の地盤
・一族の知名度
・政治家としてのブランド

こうしたものは、政治家にとって大きな力になります。

特に政治団体の資金は、個人の遺産とは異なる扱いとなり、通常の相続税の対象にならないケースがあります。

今回は、政治家一族が受け継いできた「見えない資産」に注目します。


第1位 小渕優子

父・小渕恵三から約1億4,900万円の政治資金

小渕家は、日本を代表する政治家一族です。

2000年、元首相・小渕恵三氏が亡くなった後、娘の小渕優子氏が父の政治基盤を引き継ぎました。

注目されたのは、父の政治団体に残されていた政治資金です。

承継額

約1億4,900万円

一般的な個人財産の相続とは異なり、政治団体の資金として引き継がれたため、通常の相続税とは異なる扱いになりました。

しかし、受け継いだものはお金だけではありません。

・群馬県の選挙地盤
・父の後援会組織
・元首相の娘という知名度

政治家にとって、これらは金額では測れない大きな資産です。


第2位 二階俊博

約50億円の政策活動費

政治資金をめぐる議論で、最も大きな金額として注目された一つが二階俊博氏です。

問題となったのは、党から政治家へ支出される「政策活動費」。

金額

約50億円

二階氏は長年、自民党幹事長など党の要職を務めました。

この巨額資金については、

・何に使われたのか
・どこへ渡ったのか
・国民から十分に見える仕組みだったのか

という点が大きな議論になりました。

※この50億円は「相続で受け継いだ資産」ではなく、政治活動のために支出された資金です。

しかし、政治家と巨額資金の関係を考える上で避けて通れない存在です。


第3位 安倍晋三

父・安倍晋太郎から受け継いだ巨大な政治基盤

安倍家は、日本有数の政治家一族です。

父・安倍晋太郎氏から受け継いだものは、単なる政治資金ではありません。

承継した資産

・山口県の強固な選挙地盤
・後援会組織
・政治家一族としての知名度
・長年築かれた人脈

政治の世界では、こうした組織こそが最大級の資産と言えます。

金額では表せない「政治インフラ」を受け継いだ代表例です。


第4位 小泉進次郎

父・小泉純一郎から「小泉ブランド」を継承

小泉家も代々続く政治家一族です。

父・小泉純一郎氏は首相を務め、全国的な知名度を持つ政治家でした。

承継した資産

・横須賀の選挙地盤
・後援会組織
・父親から受け継いだ知名度
・政治家一家としてのブランド力

政治家にとって、「名前」は大きな武器になります。


第5位 河野太郎

父・河野洋平から政治ネットワークを継承

河野家も長い歴史を持つ政治家一族です。

父・河野洋平氏から引き継いだものは、資金だけではありません。

承継した資産

・政治資金
・支援者ネットワーク
・後援会組織
・政治家としての信用

一から築くには何十年もかかる組織を受け継ぐことは、政治家にとって大きなアドバンテージになります。


政治家が受け継ぐ「3つの資産」

昔から政治の世界では、

地盤・看板・鞄

と言われます。

① 地盤

選挙区で築いた支持基盤。

② 看板

親や一族の知名度、ブランド力。

③ 鞄

政治活動を支える資金力。

政治家の世襲とは、単にお金を引き継ぐことではありません。


まとめ

政治団体の資金承継は、現在の法律で認められた制度です。

一方で、

「一般家庭では相続税がかかるのに、政治家一族の政治資金承継はなぜ税負担がないのか」

という疑問も根強くあります。

また、二階氏の50億円問題のように、政治家と巨額資金の関係も大きな関心を集めています。

政治家が受け継いでいる本当の資産とは、

数千万円、億単位のお金だけではありません。

何十年もかけて築かれた、

「当選できる仕組み」

そのものなのかもしれません。

8月5日発売『死ぬまでにこれは観ろ!2026』必見の傑作TOP5|映画ファンならまず買うべき5本

ギルバート・グレイプ』を見る:「いい人間になりたい」という ...キングレコードの人気廉価Blu-rayシリーズ「死ぬまでにこれは観ろ!2026」が、2026年8月5日に発売されます。

毎年話題となるこのシリーズは、名作からカルト作品まで幅広いラインナップが魅力。今年も映画ファンなら見逃せない作品が多数ラインナップされています。

「作品数が多すぎて、どれを買えばいいか分からない……」

そんな方のために、映画としての完成度、Blu-rayで所有する価値、そして映画ファンとして一度は観ておきたいかどうかを基準に、おすすめの5作品を厳選しました。


第5位『アクション・ミュタンテ』

スペイン映画界の鬼才アレックス・デ・ラ・イグレシア監督の記念すべき長編デビュー作。

近未来を舞台にしたブラックユーモア満載のSFアクションで、独特の世界観とテンポの良い展開は今観ても新鮮です。

万人向けではありませんが、カルト映画好きならぜひコレクションに加えたい一本でしょう。

おすすめ度:★★★★☆


第4位『オン・ザ・ミルキー・ロード』

エミール・クストリッツァ監督・主演、さらにモニカ・ベルッチが共演した幻想的な戦争映画。

戦争、恋愛、ファンタジーを独特の映像美で融合させた作品で、クストリッツァならではの生命力あふれる演出が存分に味わえます。

一般的な戦争映画とは一線を画す、不思議な魅力を持った一本です。

おすすめ度:★★★★☆


第3位『黒猫・白猫』

クストリッツァ作品の中でも特に人気の高い傑作。

ユーモアと音楽、恋愛、家族愛が渾然一体となり、観終わったあとには自然と笑顔になれる映画です。

テンポも良く、初めてクストリッツァ作品を観る人にもおすすめできます。

おすすめ度:★★★★★


第2位『死刑台のメロディ』

冤罪事件を題材にした社会派映画の名作。

エンニオ・モリコーネによる美しい音楽も作品の魅力を大きく高めています。

派手さはありませんが、映画史に残る力強いメッセージを持った一本であり、大人の映画ファンなら必見です。

おすすめ度:★★★★★


第1位『ギルバート・グレイプ』

今回のラインナップの中で最もおすすめしたい作品です。

ジョニー・デップと、若き日のレオナルド・ディカプリオが共演。

家族を支えながら生きる青年の葛藤と成長を描いた感動作で、ディカプリオは本作でアカデミー賞助演男優賞にノミネートされました。

派手な演出はありませんが、繊細な人間ドラマと俳優陣の圧倒的な演技は何度観ても色あせません。

「まだ観たことがない」という方には、まず最初に手に取っていただきたい一本です。

おすすめ度:★★★★★


総合ランキング

第1位 ギルバート・グレイプ

第2位 死刑台のメロディ

第3位 黒猫・白猫

第4位 オン・ザ・ミルキー・ロード

第5位 アクション・ミュタンテ


まとめ

今年の「死ぬまでにこれは観ろ!2026」は、往年の名作だけでなく、カルト映画やヨーロッパ映画の傑作も数多くラインナップされており、映画ファンには非常に魅力的な内容となっています。

特に今回紹介した5作品は、「初めて観る人」だけでなく、「Blu-rayで手元に残しておきたい」と思える作品ばかりです。

もし1本だけ選ぶなら、迷わず**『ギルバート・グレイプ』**をおすすめします。

皆さんなら、この中でどの作品を選びますか? また、「これは外せない!」という作品があれば、ぜひコメントで教えてください。